『くノ一！プリキュアfutures!』最終回

最終話　『未来に届け！フューチャーズコミュニケーション！』

ダークプリキュアたちとウォッシュたちは激しい戦いを繰り広げていた。
しかし、フローラルのいないくノ一たちは苦戦を強いられていた。
五人の奥義をだせないまま、四人は倒れてしまう・・・・。

一方フローラルは未来の巻物の光の中で必死に自分たちの未来の姿を探していたが、みつからない。
そんな中、突如大きな消しゴムのようなものが現れ、先代たちの未来のすがたを次々と消していく。
「だめっ！！消さないで！！消しちゃダメーー！！」

フローラルの思いもよそにすべての未来が消されてしまった。その瞬間光の中を追い出されるかのように
フローラルは元の世界に・・・すると衝撃の光景が目の前に広がった。
何もない・・・すべてが焼き尽くされた後の暗い世界に・・・。花も、草もすべてが燃えつくされてしまった。
その中に、倒されて動かなくなってしまったウォッシュたちの姿が・・・。

はなも、変身がゆっくりととけてしまう・・・。

『ダークプリキュアたちよ！未来は我々が作り出すのだ！』
その瞬間現れたのは、近未来的な街並み、だけど黒くて真っ暗な、まるで闇のような世界。
そのあとも猛烈な力によってどんどん世界が変わっていく・・・。
力に耐えきれず消えていくダークプリキュアたち、そしてトリーも・・・。

結局残ったのははなたちだけ。ぽつんと世界に取り残されてしまった。

「これが・・・私たちの未来・・・？」

はなは泣き崩れてしまった。
「みずきちゃん、つかっちゃん・・らんちゃん！みどりちゃん・・・私だけなんて・・・いやあああっ」

・・・・・しばらく泣き続けてはなは巻物を手にした。
巻物に語りかけるように話すはな・・・。
「夢の巻物さん聞いて、私の夢はね、先代のプリキュアさんたちと同じようにみんなで笑い合っていたいの。
希望の巻物さん、私の希望はね・・・・くノ一！プリキュアでもう一度みんなと力を合わせたいの。
泣き虫でいつもみんなにたよってばかりだけど、私はみんなといるから前に進める、歩んでいけるの。」

はなの大粒の涙が巻物に吸い込まれていく・・・。

「未来の巻物さん・・・どこにいるの？」
すくっと立ち上がるはなは暗い空に向かって話しかけた。

「未来の巻物さん、私わかったの。今私が、キュアフローラル、桃乃はなが！
みんなを大切に思うこの気持ちが、私の未来へつながる！！」

はなの強い気持ちが遠くの空に響いた！その瞬間、強い光が周りを照らし始める。
希望の巻物から光がのび、ウォッシュたち四人のもとへ！
「あれっ・・・」「私は・・・」

「み・・みんなああ！！」

そして夢の巻物はヒラヒラたち式神妖精のもとへ。
「今こそ、みんなで力を合わせるヒラ！！」

五人のくノ一！プリキュアと五匹の妖精たちはみんなで力を合わせる。
「私たちの思いを一つに！」

天高く５つの光が伸びていく、五人の姿が変わっていく！
「未来のくノ一へ、プリキュア真の奥義！！」

羽衣をまとった天女のように空へと舞いあがる！！

『くノ一！プリキュア　フューチャーズコミュニケーション！！！！』

はなたちの思いが通じ、空も世界も元に戻っていった。
そして五人は同時に未来のくノ一！たちへ、思いを、力をつないでいくと決心した。

白紙だった未来の巻物にはいつの間にか、
笑顔で笑いあうはなたちが映っていた・・。

ＥＮＤ

くノ一！プリキュアfutures!を応援していただきましてありがとうございました！！

フューチャーズコミュニケーション！ラスト技のコスチュームをイラストにしてみました！

「そして五人は同時に未来のくノ一！たちへ、思いを、力をつないでいくと決心した。」

来年からの新作シリーズもお楽しみに～～！！

　　　　　　　　　　　　　　　　　新作画像をちらっとだけ・・・↑